皆さんもご存知の通り、農業において圃場で肥料を使用する時期というのは年に2回あります。
先ずは、春先である今の季節です。その年や地域の気象条件にもよりますが、私たちの岩手県南、宮城県北では雪解け後の3月中旬位から5月半ば位までが最も農家さんが圃場に肥料を活用する、つまり私たちからすると肥料配達が最も多忙となる繁忙期に当たります。
また、それを過ぎると夏場にかけて収穫繁忙期となり、それを過ぎると秋口の圃場への追肥なり、翌年に向けた圃場への肥料散布や準備という流れとなりますので、ここで2回目の肥料配達の繁忙期があります。
生き物相手の仕事ですので、年間を通じて定時定量という理想通りには中々いきません。
ただ必要な時期に必要な栄養をきちんと圃場に供給することで、その後の発育や収穫を少しでも順調に進めてもらい、農家さんやそれを食べていただけるお客様に喜んでいただく。
土づくりという仕事はそれ自体が奥が深いものであり、まだまだ私も勉強中ですが、知れば知るほど世の中の原理原則を表している構図がそこにあるような気がして面白いのです。
空気が入り込み、保水性も良く、柔らかい土づくり。
そこには微生物も住み心地が良く、活発に働いてくれる。
そんな土壌では、作物も良く育ってくれる。土壌理論ともいう所でしょうか。
土壌づくりから私たちは人生を学んでいます。 橋本友厚
↓今年も若葉ガーデンもスタッフ総出で綺麗に整備してくれています!